Musicman-NET TOP音楽の聞き方アンケート06'

Musicman-NETアンケート

★音楽の聞き方アンケート06'集計結果

2006年は、パケット代の定額制もはじまり、着うたや着うたフルなど携帯電話で手軽に音楽を楽しむスタイルが若者を中心に広く浸透し、ワンクリックで1曲から楽曲購入できるiTunes Storeなどの音楽配信サイトがさらに注目を浴びました。

下半期には、J-WAVEが生放送ストリーミング方式のインターネットラジオ「Brandnew J」を開局。大手CDレコード販売店であるタワーレコードが定額制の有料音楽配信サービス「Napster」を開始。続いてHMVも音楽配信サービス「HMV DIGITAL」を開始するなど、新しい音楽の楽しみ方が提案される一年になりました。

一方で、オリコンの音楽配信業からの撤退なども発表され、音楽配信業界は各社乱立し飽和状態、生き残りにかけて、視点を変え新しい取り組みが必要になってきていると言えるのではないでしょうか。

そんな1年のまとめとして、Musicman-NETでは、昨年12月から約1ヶ月間(2006.12.4-2007.1.8)にわたり、3年目となる「音楽の聞き方アンケート」を実施いたしました。

職業別内訳 今回も沢山のご意見・回答をいただきありがとうございました。各問の集計結果は下記の通りです。また、「現在の音楽業界に足りないもの、必要なもの、望むこと」にいただいたみなさまからのご意見を一部抜粋して紹介いたします。

今回アンケートにご協力いただいたのは、社会人、音楽業界人、大学・専門学校生を中心に男女計705名。回答者の職業内訳は右記のグラフの通りです。

なお、Musicman-NETでは、ノンパッケージデジタル化の流れと、CDレンタルとの兼ね合い等、今後の日本の音楽文化の進み方をとらえる目的で、1年に一回位のペースで同様のアンケートを続けていく予定です。

★音楽の聞き方アンケート06'
 【実施期間】2006年12月4日〜2007年1月8日
 【実施方法】インターネット選択・記述式(無記名)
 【有効回答数】705

※このアンケート結果は、Musicman-NETという音楽業界(ビジネス・求人等)に特化した媒体を使った音楽業界人および音楽業界を目指す方などを中心に集計したもので、一般的な音楽ファンへのアンケートとは異なる結果になっています。街頭などで調査した場合、全く違う結果となることも考えられますので、こちらの点をご考慮いただいた上でご覧になってください。


1. 音楽の手に入れ方 ※利用割合(Total:100%)
手に入れ方 前回の結果と大きな変化はないが、「CDを買う」の割合がやや少なくなり、その分「CDレンタル」利用が増加している。有料ダウンロードは、4.7%(前年比1.5%増)と割合として少なく、着うた・着うたフルも0.9%(前年比0.1%増)とほぼ横倍の結果に。配信は、メインとしての利用は伸び悩んでいるように思える。やはり、配信などのデータではなくCDパッケージとして手に入れるという回答がダントツトップになった。

【2006年度】
 1. CDを買う(64.3%)
 2. CDレンタル(17.0%)
 3. 無料ダウンロード(5.1%)
 4. 有料ダウンロード(4.7%)
 5. 友人から借りる(3.8%)
 6. 友人からCD-Rに焼いてもらう(1.7%)
 7. 着うた・着うたフル(0.9%)
 8. その他(2.6%)

【2005年度(前回)】
 1. CDを買う(66.2%)
 2. CDレンタル(15.2%)
 3. 無料ダウンロード(5.9%)
 4. 有料ダウンロード(3.2%)
 5. 友人から借りる(2.9%)
 6. 友人からCD-Rに焼いてもらう(2.1%)
 7. 携帯電話にダウンロード(0.8%)
 8. その他(3.7%)

2. 音楽の楽しみ方(複数回答可)
楽しみ方 やはり「CDで聞く」が最も多い回答となった。また「テレビの歌番組」「ラジオで聞く」の割合はあわせて、20%となり、デジタルプレイヤー持ち歩きとほぼ同様の数字になっている。「インターネットラジオで聞く」という回答が「携帯電話で聞く」よりも多い4.3%となり、インターネットラジオという形態が浸透しつつあることがわかった。

【2006年度】
 1. CDを家などで聞く(27%)
 2. iPodなどデジタルプレイヤー
   持ち歩き(19.5%)
 3. パソコンで聞く(16.7%)
 4. テレビの歌番組など(10.2%)
 5. ラジオを聞く(9.1%)
 6. MDで楽しむ(11.1%)
 7. インターネットラジオを聞く(4.3%)
 8. 携帯電話で聞く(3.5%)
 9. その他(3.3%)

【2005年度(前回)】
 1. CDを家などで聞く(35.8%)
 2. iPodなどデジタルプレイヤー持ち歩き(23.2%)
 3. パソコンで聞く(19.8%)
 4. MDで楽しむ(11.1%)
 5. 携帯電話で聞く(4.2%)
 6. その他(5.9%)

3. 今後、増えていくと思う行動 ※利用割合(Total:100%)
今後増えていく行動 「何も変わらない」が21.7%とトップに返り咲き。「今以上にCDを買う」は前回とほぼ変わらず全体の2割をキープ。一方、有料音楽配信への期待感があった2005年と比べ、「有料ダウンロード」の割合は、8.6%減少し20.9%にとどまった。「CDを買わなくなる」は、前回と前々回とほぼ同じ割合の6.8%に。著作権を侵害していない合法のものなら問題ありませんが 無料ダウンロードが若干増えているのが気になるところ。

【2006年度】
 1. 何も変わらない(21.7%)
 2. 今以上にCDを買う(21.3%)
 3. 有料ダウンロード(20.9%)
 4. 無料ダウンロード(11.5%)
 5. CDレンタル(7.7%)
 6. CDを買わなくなる(6.8%)
 7. 携帯にダウンロード(6%)
 8. 友人等からCD-Rに焼いてもらう(3%)

【2005年度(前回)】
 1. インターネットで有料ダウンロード(29.5%)
 2. 今以上にCDを買う(22.3%)
 3. 何も変わらない(15.2%)
 4. 無料ダウンロード(9.8%)
 5. CDを買わなくなる(7.2%)
 6. CDレンタル(6.1%)
 7. 携帯にダウンロード(4.5%)
 8. 友人等からCD-Rに焼いてもらう(3.5%)

4.一番よく利用する有料の音楽配信サービスは? ※利用割合(Total:100%)
音楽配信サービス 今回も「利用していない」が全体の約6割を占め、よく利用するサービスはiTunes Storeが29.4%と全体の3割をしめ、残りの1割を他社のサービスがわける結果になった。注目の定額制Napsterも4.3%にとどまっている。

【2006年度】
 1. 利用していない(55.7%)
 2. iTunes Store(29.4%)
 3. Napster<定額制>(4.3%)
 4. LISMO(1.7%)
 5. OnGen USEN MUSIC SERVER(1.3%)
 6. HMV DIGITAL(1.3%)
 7. Mora(0.9%)
 8. Listen Japan(0.4%)
 9. その他(13.4%)

【2005年度(前回)】
 1. 利用したことはない(58.8%)
 2. iTune Music Store(29.5%)
 3. Mora(3.2%)
 4. ORICON STYLE MUSIC DOWNLORD(1.6%)
 5. Yahoo!ミュージックダウンロード(0.5%)

5. 今年、携帯デジタルプレーヤー購入しましたか?
2006年に携帯デジタルプレーヤーを購入した方は、全体の47.1%となる336人(複数機種購入者含む)。購入メーカー別では、最も利用されているiTunes Storeと連携しての利用か、iPodシリーズが今回もダントツトップになっている。

●購入者のメーカー別

 1. iPodシリーズ(213人)
 2. SONYネットワークウォークマン(48人)
 3. iRiverシリーズ(15人)
 4. 日本ビクター(6人)
 4. Creative(6人)
 6. 東芝gigabeat(3人)
 7. その他(45人)

6. 今後、携帯デジタルプレーヤーを購入しますか?
携帯デジタルプレーヤーは、すでに半数以上が保有。今後購入を予定している人を合計すると、全体の83%の人が携帯デジタルプレーヤーを必要としていることがわかった。

 1. すでに所有している(53.6%)
 2. 購入するつもり(29.4%)
 3. 購入するつもりはない(17%)

7. 現在の音楽業界に足りないもの、必要なもの、望むこと ※フリー回答
--クオリティの高い作品。

--良質な音楽。

--しがらみ無しで良い音楽。

--遊び心。

--意外性。

--活気。

--やる気。

--面白さ。

--若手の活気。

--斬新さ。

--制作者のこだわり。

--新しいジャンルの開拓・挑戦。

--音本来の温かみ。

--音楽的なクオリティ。

--業界内の競争ではなく、業界の拡大。

--日本人の音楽への価値観の変化を与えるような取り組み。

--著作権についての情報・知識を啓蒙しようとする姿勢。

--ヴィジュアル・プロモーション。

--アーティストへの敬意。

--魅力ある商品。

--もっとワクワク出来る何か。

--日本独自の著作権制度の規制緩和。

--インターネットを活用した音楽コンテンツの新たな形態への挑戦。

--CD販売とネット経由のDLをうまく組み合わせて、相乗効果が出るような取り組み。

--購買意欲をかきたてられる商品とそのアプローチ。

--仕事量に対して給与が低い。現場に還元して欲しい。

--仕事量に対して割りに合わない給料の引き上げ。

--主に経済的に安定した経営。

--健全な経営。

--リスナーに対して真摯に音楽を作ってほしい。

--ただの産業として音楽を扱って欲しくない。

--本物を育ててください。

--まだ無名の新人の曲をもっと広く宣伝して欲しい。

--うわべだけのヒットチャートの一蹴。本当の本物だけが生き延びる世界に戻って欲しい。

--再編集ものばかりではなく、オリジナル(新譜)にも力を入れて。

--配信では、大きな名前と店舗のあるHMVに新たなアクションを期待。

--消費者をあっと言わせるようなヒットを生み出す。

--消費者に長く愛される楽曲を送り出すこと。

--パッケージとしてのCDの売り上げを伸ばす努力が足りない。

--少しずつでも、著作権を解放していって欲しい。

--音楽出版物のパッケージの付加価値の向上。

--パッケージ販売を諦めないで欲しい。

--CDの付加価値を増やすことが必要。

--ランキングに左右されない幅広くオファーできるプロモーター。

--向上力、自分の意見を言える人材。

--ミュージシャンの仕事、活動できる場を増やして。

--店頭での無料視聴ダウンロードや有料ダウンロード等が体験できるコーナー。

--プロモーションビデオを見る機会を増やして欲しい。

--レンタル料金をもうちょっと高くすれば、CDが売れるようになるのでは。

--「売れるため」の音楽が多い。仕方ないけど、もっと工夫をして欲しい。

--違法ダウンロードの撲滅。そのための法整備を望む。

--一部の既得権益にしがみつく役職者や経営者が、若手社員を使い捨てにしていく構造に疑問を感じる。全ての音楽業界の会社がそうでは無い事を願う。

--不正行為に対する毅然とした対応。
『違法コピーは犯罪です』というだけではピンとこない人がいると思うので、アーティストの身になって考えられるように、お金はかかりますが、例えば若い人に受けそうなキャストでドラマを作るとかしてみたらいかがでしょうか。電車の車内広告をするより話題になるのでは。

--音楽愛好家の趣味趣向に応える情報の場所。
店舗や媒体は、もっと工夫するべきだと思う。放送は「流しっぱなしなもの」としても理解できますが、あるスタイルをもっての媒体で音楽やエンタテイメントを紹介するならば、しっかりマーケティングした上で、行うべきだと思う。

--コンビニのようにどこのお店も同じ商品を同じように売っている大手チェーン店は意味がないと思う。メーカーもそんなチェーン店に合わせるのではなく、名盤といわれるものを作り出して欲しい。そして名盤となった作品はいつまでも売り続けて欲しい。60年代でも70年代でも、素晴らしい作品は今でも素晴らしいと思うので。

--最近はYouTubeで結構新旧のヒット曲もチェックし楽しんで購入の参考にしています。違法だ削除だとネガティブ報道に必死な音楽業界は、本当に音楽ファンの気持ちを分かっているのか?インターネット放送(Podcastも含む)での音楽使用についても海外の規定との差がありすぎて疑問に思う。

--ユーザーのニーズに対してレコード会社のマーケティング・プロモーションが届いてこない。特に洋楽。メジャーレーベルのマーケティングに企画力を戻す事が早急に必要なのでは。

--CDやレコード(パッケージ商品)がなくなるような方向にだけは持っていって欲しくない。

--配信で曲を買うのは便利だとは思うが、私はCDを買う方が好きです。CDは、形に残るし、歌詞カードから情報も得られ、揃えるのも楽しい。さらに、CDを買うことでよりアーティストに近づけるような気がしています。ネットで楽曲を買うことが主流になりつつあるようですが、CDなど形ある音楽提供の仕方にも手を抜かないで欲しい。

--いい音楽には、それに見合った充分なお金を使うべき。ダメな音楽の宣伝費に莫大なお金をかけることで結果的に日本人の耳は悪くなっているように感じる。

--明らかに良い音楽を作るアーティストを売上がないからという短期的判断の理由ですぐに契約を切り、次から次へと新しい人を求めている傾向があるので、もうちょっと時間的猶予が与え、育てることも考えて欲しい。

--音楽の無料ダウンロードに疑問を感じている。アーティストの音源製作に対する真剣な想いがすべて無駄にされているような気がしてならない。音楽の違法ダウンロードサイト、無料ダウンロードサイトへの制限や対策を望む。

--日本は、アメリカに全く及ばない価格とカタログ数であり、小売店との差別化が全く図られていないため、音楽配信サービスの最大のメリットが全く生かされていない。またユーザーが情報を探して音楽ファイルを購入するのではなく、目の前に常に購入したい曲が提示されている状況を作る必要がある。

--曲の善し悪しよりも、見た目・売れることばかり重要視されているのでもっと中身のあるアーティストを輩出していってほしい。

--カラオケなどで売り上げを伸ばすのではなく、CDを売って売り上げを伸ばす事に努力すること。

--LPなど昔の音源のCD化再発する取り組みにもっと積極的に取り組んで欲しい。

--ゴールデンタイムの音楽番組にもっといろんな人が出演して欲しい。テレビに出ている歌手がいつも同じでつまらない。

--現在の音楽業界に足りないものは、中身だと思います。「とりあえずアニメタイアップで売り出す手法」や「とりあえずDVD付き」「ゴリ押しタイアップ」などを見てると、本気で音楽と向き合う気があるのかと思ってしまう。

--音楽は、現代のエンタテインメントの中に於いて、かなり少ないシェアのものだということを認識すべき。音楽にわざわざお金を出さない時代なのを認識すべき。

--配信サービス・配信規格の一本化。ジャンルに特化した配信サイト以外は、どこも同じように感じるのに、配信形式が違ったり、サイトごとにいちいち登録が必要だったりでとても面倒。

--一様に誉めるだけでなく、良いものは良い、悪いものは悪いと書く信用できるライター。(購入の参考に出来るので)


-他多数、貴重なご意見ありがとうございました。-
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